複利
複利とは元本に対してだけ利息が発生する単利にたいし、元本及び既発生の利息の総額に対して利息が発生する金利計算の方式のことです。
金銭消費貸借つまり金を貸し付けるにあたり、金利の計算を複利計算にするという契約はできません。
例外としては、1年以上利息の返済がされていない場合(当然元本も返済されていない)に以後、既発生の利息を元本に加えてしまう、利息の元本組み入れの手続きがありますが、正規の(闇金融以外の)金融業者であれば、複利契約を結ぶということはありません。
あなたが借り入れをしようとしている金融業者が複利計算を持ちかけているとすれば、相当な闇業者であることを覚悟してください。
一方、預金や信託投資などの場合には元本に既発生の利息を加えることは、全く問題ありません。
半年複利とか、1月複利計算の金融商品も普通にあります。
普通預金なら既発生の利息は即座に元本に組み入れられるので複利という感覚する無く、普通に複利ですね。
金利が数%の預金利息の世界では複利だからといっても全然儲かった気がしませんが、十日で1割の、いわゆるトイチの場合、単利と複利では大違いで単利なら実質年利365%止まりですが複利だと3000%を越えます。
完全複利のトイチの前では、実質年利29.2%のサラ金なんて本当に良心的な金融業者ということになります。